XMで注意すべき4つの禁止事項とは?

XMで注意すべき4つの禁止事項とは?


XMは最大1,000倍のハイレバレッジやゼロカット、ボーナスやポイントプログラムなど、人気のサービスが多くありますが、そのシステムを悪用するような行為などは規約で禁止されており、悪質な場合は口座凍結などになる場合もあります。

これはXMに限らず、多くの海外FX(一部は国内FXでも)に共通することも多いので、XMだけでなく海外FXをやっている人は、注意事項禁止事項について一度確認しておいた方が良いでしょう。(普通にFXをやっている分には問題になることはありません。)

大まかに言って、4点ほどある禁止事項を順に見ていきます。

XMアフィリエイトのパートナーさんは、初心者のトレーダーに知らせてあげたほうが良いように思います。

関連記事:XMアフィリエイトのススメ

注意すべき禁止事項に共通すること

XMのサービスを不正に利用してXMに損害を与えること

名義を変えて何度も新規口座を開設してボーナスをもらうなどの不正行為は、誰でもアウトだと分かります。

しかし、XMだけでなく知らなければやってしまいそうな禁止事項もありますので、一度整理しておいた方が良いでしょう。

大雑把に言ってしまえば、XMが提供するボーナスプログラムやXMポイント、あとゼロカットシステムを悪用して利益を上げる行為(XMに損害を与える行為)が禁止されています。

悪用するとは、どういうことなのか…?

普通はちょっと考え付かないと思いますので、事項から具体的に禁止されていることを説明して行きます。

禁止ではないスキャルピング

国内FXでは、スキャルピング禁止やEA禁止といったFXブローカーも多いと思いますが、XMの場合は意外にもスキャルピングもEAも禁止されていません。

逆に、どちらかといえば「じゃんじゃんやってくれ!」というスタンスです。

ただし、XMのサーバーに過負荷をかける行為については注意されますので気をつけましょう。

具体的には、ロジックや設定によってOrderModify(オーダーモディファイ=オーダーの変更)を過度に繰り返すEAは注意を受ける場合があります。

値動きに合わせて、指値・逆指値の価格を細かく移動させるようなEAの場合です。

例えば、決済にトレーリングストップを使っている場合、ステップ(刻み値)に小さい値を設定している場合に起こる可能性がありますので注意しましょう。

要注意!複数口座間での両建ては禁止

複数口座間での両建て禁止

XMでは追加口座を8個まで、書類提出や審査なしで簡単に開設することができることから、複数の口座を使ってトレードしている人は多いでしょう。

ご存知の方も多いかもしれませんが、XMでは複数口座間での両建ては禁止されています。

これはXMに限らず、ゼロカットシステムやボーナスプログラムを採用している海外FX業者の場合は必ず禁止されています。

<なぜ禁止されているのか?>

複数口座間での両建てが禁止されているのは、ゼロカットやボーナスを利用して不正に利益を上げることができるからです。

 <具体例>

  • 例えば2つの口座Aと口座Bに同金額を入金しておき、雇用統計などのビッグイベントの際に、口座Aでユーロドルのロングポジションを超ハイレバでポジションを立てます。
  • 同時に、口座Bでユーロドルのショートポジションを同じく超ハイレバでポジションを立てておいたとします。
  • イベントで、ユーロドルが大きく下げた場合、口座Aは破綻しますが口座Bでは大きな利益が出ます。
  • 口座Aが大きなマイナスになっても、ゼロカットでマイナス分は請求されないので、結果的に口座Bで、口座Aでの損失を超える利益を得ることができます。

このような方法は、常識的に考えてもゼロカットシステムを利用した不正行為です。

ゼロカットシステムは、投資家保護のためにXMが提供しているサービスですが、本来は投資家自身もXMも、そのシステムのお世話にはなりたくはない…というのが本来の趣旨です。

また、上記に近い方法でボーナスの現金化も可能なので、口座間での両建ては厳しく見られることがあるので注意してください。

同一口座間内の両建てはOK!

実際、スイングトレードの場合など週またぎのポジションを持つこともありますが、土日に大きな経済イベントがある場合、決済する方法もありますが、一旦ポジションの一部もしくは全部を両建てにして、リスクを調節する方法もあります。

このような方法は日常的に行われている一般的なことです。

当然ですが、同一口座内の場合の両建ては全く問題になりません。

他業者との両建ても禁止

XMと同様のゼロカットシステムを採用している海外FX業者を使って両建てを行えば、上記と同様にして不当に利益を得ることができます。

このような異業者間での両建ても禁止されています。

<異業者間の両建てはバレるのか?>

巷の噂ですが、MT4の開発元のメタクォーツ社で調べたら分かると言っていた人もいますが、実際はどうなのか分かりません。

また、業者間で顧客の取引データの共有がされているとも考えにくいです。

しかし、ちょっと考えれば分かるかもしれませんが、上記のような不正行為をする場合はゼロカットに掛かるような、ハイリスクなポジションの建て方をするので、XMから見れば非常に怪しく見えるはずです。

自動売買をやっている人は要注意

裁量トレードをやっている人なら、一般的には環境認識で上目線か下目線か決めている場合が多いと思うので、無意識のうちに両建てになることは少ないでしょう。

しかし、注意しなければいけないのはEAを使った自動売買をしている人です。

 <注意が必要なパターン>

  1. 自動売買を複数口座でやっている人
  2. 裁量トレードと自動売買を別口座でやっている人

上記のような人は、無意識のうちに両建てになっている可能性がありますので、特に注意してください。

ただ、私も以前は自動売買と裁量トレードを別口座+別業者で、数年間行なっていました。

ログを詳しく調べたわけではありませんが、その間には偶然両建てになっていたこともあったのではないかと思います。

当然ですが、資金に対してまず口座破綻は考えられないロットで運用していましたので、幸か不幸か現在まで注意されたことはありません。

悪質な物でなければ、多少は大目に見てくれる可能性もありますが、XMに限らず両建てについては十分注意する必要があります。

XMのサポートに両建てについて聞いてみた

XMアフィリエイトのススメ

以前、私がXMに紹介したトレーダーさんからの質問をサポートに聞いたことがあります。

 <質問内容>

  1. 自動売買と裁量を複数の口座でトレードしていて、偶然両建てになった場合。
  2. (1)と同様なことが他業者との間で起こった場合。

上記のような場合も違反になるか。

これに対しての回答が以下です。

〇〇〇〇様

平素より大変お世話になっております。
この度は、お問い合わせいただきありがとうございます。

弊社では、保有している単一の口座内で同一通貨で同量の売り・買いポジションを保有する両建て取引は可能でございます。
ただし、複数口座にまたがる両建ては全て禁止でございます。
こちらは弊社口座及び他社証券会社口座間にまたがる両建ても含まれております。
両建ては、「単一口座内で両建てが完結」 しており、かつ、「口座毎に選択して頂く通貨ペアが完全に異なる」必要がございますのでご注意願います。

複数口座間をまたぐ両建てとは、例えば口座AにてUSDJPY buy、口座BにてUSDJPY sellポジションを保有されている場合等が該当します。

また、口座AにてEURJPY sell、口座BにてEURUSD buyというように
EUR通貨をヘッジしている場合も両建てとみなされる場合がございます。
 
加えまして数量が必ずしも一致しなくても、口座AでUSDJPY 10ロット買い、口座BでUSDJPY5ロット売りのポジションを保有している場合も、
両建てとみなされる場合がございます。

尚、EAで偶発的に、且つ意図的でなくとも弊社担当部門の判断により両建てとみなされる場合がございますので、
ご留意頂けますと幸いでございます。

両建て等違反事項が確認されますと、担当部署より、注意喚起や口座停止のご連絡などをさせて頂きます。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
何卒宜しくお願い致します。

〇〇〇

メールのキャプチャー画像です。

*クリックで拡大できます。

メールのキャプチャー画像です

ん〜、予想はしていましたが、返答の内容は厳しいですね。

XM的には、基本的に口座間での両建ては全て禁止ということですね。

その他アービトラージ(裁定取引)は全て禁止

身内や友人を使っての裁定取引は禁止

本人や身内だけでなく、友人やサークルなどグループでの両建てや裁定取引などは全て禁止されています。

その他、全ての裁定取引も禁止

同一通貨ペアに対しての両建てだけでなく、相関性(逆相関)の高い通貨ペア間での両建てや、複数通貨ペアを使ったより複雑な裁定取引を含め、全て禁止されています。

通貨ペアごとの相関関係は変化する場合もありますが、例えばAUDUSDとNZDUSDでそれぞれ別口座で逆の大きなポジションを持つとアウトです。

両建て絡みについては、XMだけでなく海外FX、国内業者含め厳しいので注意した方が良いでしょう。

XMのゼロカットシステムを悪用したトレードの禁止

両建てのところでもこのシステムを悪用することは書きましたが、両建てでなくても禁止されていることがあります。

これもXMに限った話ではなくゼロカットを採用している海外FXの場合は概ね同様です。

重要指標などのタイミングを狙ったハイレバトレードの禁止

両建てのところでも書きましたが、重要指標や大きな経済イベントで、大きく値が動くタイミングを狙って、ゼロカット覚悟でハイレバトレードを仕掛けることは禁止されています。

これは、両建てでなくとも、回数を繰り返せば両建てと同じ効果が得られるためです。

聞いた話によると、何度か指標トレードでゼロカットにあうと最大レバレッジが引き下げられるというペナルティーを受ける場合があるそうです。

しかし、私自身も指標狙いのトレードは日常的にやっていますが、十分な安全マージンを取ったロットでのトレードなので、XMから注意を受けたことはありません。

ゼロカット覚悟のハイレバトレードでなければ、指標トレードでも大丈夫です。

窓開けを狙ったハイレバトレードの禁止

窓開けとは、金曜日の終値と月曜日の始値に大きなギャップ(差)が生じることをいいます。大きなギャップを相場用語で「窓」と言います。

この窓開けを狙ったハイレバトレードも、重要指標時のハイレバトレード同様の理由で禁止されています。

XMポイント(XMP)やボーナスの不正取得の禁止

これは当然ですが、FXをやらない家族や他人の名義で口座開設して、ボーナスをもらう事は明らかにアウトです。

ボーナスのシステムを悪用したトレードは禁止されています。

実際に家族がFXを行う場合は問題ありません。

禁止事項のまとめ

XMの場合は、他の海外FX会社と比較してボーナスプログラムが充実していて、さらにXMポイント(XMP)というポイントサービスもあります。

また、XMはハイレバレッジ&ゼロカットシステムなど、XMのトレーダーにとっては非常にありがたく助けになるサービスを多く提供しています。

そのため、そのシステムを逆手にとって不正利用しようとする行為は全て禁止されています。

 禁止事項は大まかに言って4つ

  1. 複数口座間での両建て
  2. その他のアービトラージ(裁定取引)全て
  3. ゼロカットシステムの悪用
  4. XMポイントやボーナスの不正取得

特に、複数口座間での両建てについては基本的に全て禁止されているので、EAによる自動売買を複数口座でやっている人は、ポジション状況を把握しておいた方が良いかもしれません。

これらは、XMに限ったことではなく、多くのFX会社でも同様だと思います。

XMアフィリエイトでも伝えましょう

XMアフィリエイトで、自分から口座開設してもらったトレーダーさんにも、機会があればこれらの禁止事項は教えてあげると良いでしょう。

トレーダーさん達にはペナルティーを受けることなく頑張って欲しいですから。

関連記事:XMアフィリエイトの概要

XMの規約を確認するには?

XMの規約は、トレーダーの会員ページにログインして、メニューから「口座」をクリックして、開いたメニューから「法的文書」を選択すると確認できます。

XMの規約を確認するには?

*残念ながら全て英語です。

普通にトレードしていれば大丈夫

ここまで、禁止事項を細かくみてきましたが、普通に考えれば特殊な状況ばかりです。

実際にXMで普通にトレードをする分には、禁止事項に抵触することはまずないので、それほど心配する必要はないでしょう。

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