XMグループは世界各国で活動するグローバルブローカーですが、その中で我々が取引するXMTradingについて所在地やライセンス、万一の場合の資金保全はどうなっているかなどについて調べてみました。
XMTradingのHPで公開されている情報を集めてみました。
結論から言えば、XMはグループ全体で多くの国で活動をしている関係上、多数のライセンスを保有しています。
海外FXについては悪いイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、XMに関しては営業実績からもわかるように、怪しい業者ではありません。
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もくじ
XMとは(グループの概要)
XMは、キプロス共和国にある「Tradexfin Limited」(旧Trading Point of Financial Instruments Limited)のグループ会社で、傘下にはXM Trading他、複数のブランド名でFX事業を全世界で展開しています。
2019年の時点で既に世界196ヶ国 250万人のクライアントが活動する、巨大なFX会社に成長しており、現在においてもハイペースでクライアント数規模の拡大が続いています。
日本人のトレーダーやパートナーは、現在セーシェルの「XM Trading」管轄となっています。
XMの所在地について調べてみました
XMグループは多くのグループ会社からなりますが、本社業務はキプロスで行われていて、キプロスには登記上のグループ会社が他にもあります。
XM Tradingの所在地
XM Tradingは、セーシェル諸島にあり、位置的にはアフリカ大陸の東、インド洋上にある115の島々からなります。
日本人はこちらの管轄となります。
*クリックで拡大できます。
住所は「F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles」でリゾート地ですが、主要な業務はキプロスが拠点になっているようです。
XMが保有する金融ライセンス
XMTradingはセーシェルの金融ライセンスを保有
XMグループの運営母体である「Tradexfin Limited」(旧Trading Point of Financial Instruments Limited)は、多くの金融ライセンスを保有しており、私たちが取引する「XMTrading」は所管のセーシェルの金融ライセンスを保有しています。
XMは日本の金融ライセンスを保有していませんが、怪しい業者ではありません。
XMは世界レベルでの競争力のあるグローバルFX会社で、各種金融ライセンスを保有しており、コンプライアンス面でもしっかりしています。
日本人所管のXMTradingの金融ライセンス
XM Trading は、セーシェル金融庁(FSA)の金融ライセンスを保有しています。
(参照元:XMTrading公式ページ)
以前は、日本人のアカウントはキプロス(CySecキプロス 証券取引委員会のライセンス)でしたが、日本の金融庁の圧力によりセーシェルに移ったというのが実情のようです。
ただ、セーシェルの金融ライセンス自体は、それほど厳格なライセンスではないので、XM Tradingの場合、グループ全体でのライセンス保有状況や事業展開の実績などの方が重要度が高いように思います。
XMが日本の金融ライセンスを保有できない理由
XMは日本の金融ライセンスを保有していないのには、金融庁側の規制によるところが大きいのではないでしょうか。
それは、XMの世界的な競争力の根源である数々のサービスが、日本の規制下では提供できなくなるものが多いからです。
例えば、最大1,000倍のレバレッジも国内の規制下では25倍までとなります。
他にも、顧客保護の最終セーフティーネットとも言えるゼロカットシステムは、国内では利益供与・損失補填とされできません。
万一の場合資金は保全されるのか?
XMTradingは信託保全されるか?
証券会社やFX会社や金融機関など、資金を預け入れる必要がある場合に心配なのが、万一会社が倒産するような事態になった場合、預けてある資金は保全(信託保全)されるのかということです。
結論から言えば、2016年までは日本人のアカウントはキプロス管轄だったため、キプロスの金融ライセンスにより投資家補償基金(ICF)が義務付けられていた関係で、万一の場合は2万ユーロまでの資金が補償(信託保全)されるようになっていました。
しかし、現在は日本人のアカウントはキプロス管轄からセーシェル管轄ヘと移管したことにより、現在は投資家補償基金(ICF)の対象から外れました。それにより信託保全はされなくなったのではないかと思われます。
しかし、XMの「よくある質問」の中の「私の資金は安全ですか?」という項目に以下の記述があります。
XMTradingはTradexfin Limitedが運営しており、適用される法および規制に基づき、お客様の資金の安全性および消費者保護を確実にします。従いまして、XMTradingは以下を措置します:
・お客様の資金の分別管理
お客様のご資金は当社が用意する銀行口座へ移管され、分別管理されます。こちらの資金は当社の貸借対照表に含まれず、当社清算時に債権者への支払いに充当されることはありません。
・銀行口座
お客様のご資金および当社の運転資金は定評ある優良金融機関に預託しています。
・規制機関による監督
規制された証券ディーラーライセンス保持者として、弊社には厳格な金融要請に応える義務があります。従って、弊社はお客様の入金、会社の通貨ポジションの変動の可能性、その他の未払い経費を充当する 十分な流動資本を保持するよう法により義務付けられています。毎年の監査により不足が認められる場合には、弊社の内部監査法人により詳細が全て当局へ 報告される運用となります。
引用元→ XM公式・カテゴリー別よくある質問
これを読むと、「信託保全」という言葉は使われておらず、分別管理していると書かれている部分があります。
しかし良く読むと、運営している「Tradexfin Limited」(所在地キプロス)が適用される法によって保護されていると書かれています。
さらに、分別管理される投資家の証拠金は貸借対照表に含まれず(会社の資産として計上されず、別の金融機関で管理)…
万一、XMが清算されるときは債権者への支払いに当てられることはないと示されています。
*Tradexfin LimitedはキプロスにあるXMグループの会社です。
書かれている内容は、正に信託保全と同じです。
信託保全と分別管理の違いは?
信託保全とは
信託保全とは、投資家の資金(証拠金)を守るための法的仕組みで、FX会社が預かっている証拠金を信託銀行に預けておくことにより、FX会社が倒産するような事態になった時でも、信託保全される範囲内で投資家の資金は保護され、投資家に変換されるという仕組みです。
分別管理とは
分別管理とは、投資家から預かった資金(証拠金)と、FX会社の運転資金を別々の銀行口座で管理監査することにより、資金繰りが苦しくなった場合でも投資家から預かっている資金を会社の運営に当てないという仕組みです。
ただし、万一FX会社が倒産するようなことになった場合は、分別管理の口座も差し押さえられる可能性があるため、資金が帰ってくる保証はありません。
XMの安全性は?
信託保全か分別管理か…という観点で見た場合は、日本人を管轄するXMTradingでは、投資家の資金は分別管理していてグループ会社のライセンスの関係で保護されるとHPで書かれていますが、信託保全を明言しておらず、信託銀行名などの公開もされていないのはマイナス点な気がします。
しかし、2015年1月15日のスイスフランショックの時、翌日にXMから全トレーダーとパートナーに向けて、「XMへの影響は取るに足らないレベルで、心配する必要はない…」といった趣旨のメールが配信されました。
この時は、アルパリジャパンが破綻しました。
しかし、XMでは実際にゼロカットで救われたトレーダーが多くいたにも関わらず、経営基盤には影響がなかったようなので、XMは財政面で非常に盤石な基盤を持っていると思われます。
このことからも、XMが破綻する可能性は他社と比較しても非常に低いと考えられます。
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まとめ
XMグループは世界中で活動するFX会社ですが、そのためグループでは多くの金融ライセンスを保有しています。
また、世界196ヶ国、250万人のクライアントがいるという巨大なグループでスケールメリットを生かした盤石の経営基盤があると思われます。
何より多くの人が実際にXMを利用して、日々取引を問題なく行っているということの積み重ねが大きな信用につながっています。
これらトレーダーにとっての安心は、全てXMアフィリエイトを行う上でもプラスに働く要素だということは間違いないでしょう。
私自身、XMでトレードを始めて5年以上経ちましたが、トラブルに会うことなくXMとは良好な付き合いができています。
XMは海外FXが初めての人でもお勧めできるFX会社です。
また、大きな資金でも問題なく出金できることからベテランのトレーダーで使っている人も多いFX会社の一つでもあります。
XMにはウェルカムボーナスとして、初めてXMで口座開設する人に3000円分のボーナスをプレゼントしているので、興味のある人は試しに口座登録して、ボーナスのみでトレードしてみるのも良いかもしれません。
気に入れば実際に入金して、本格的に始めれば良いのです。
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