売買履歴をMT4チャート上に表示させる方法

売買履歴をMT4チャート上に表示させる方法


今回は、過去のトレード履歴をMT4のチャートに表示する方法の紹介です。

これが何の役にたつかというと、過去の自分のトレードを振り返って、良かった点や悪かった点を洗い出し、今後のトレードのブラッシュアップをする為です。

特に負けたトレードについての深掘りは得るものが多いはずです。

非常に簡単な方法なので、ベテランの方なら知っている人は多いでしょうが、知らない人は是非覚えておきましょう。







売買履歴を表示させる方法

トレード履歴をチャート上に表示させる方法は、トレードの履歴をその通貨ペアのチャートにドラッグ&ドロップすれば表示されます。

FXのベテランで、MT4を普段から使い込んでいる人なら、この説明で全てが分かるでしょうが、ビギナーの方にはわからないかもしれないので、画像を入れて誰でも出来るように解説します。(やり方は超簡単です。)

まず売買履歴を表示させる

まずは、MT4で売買履歴を表示させます。

次に、チャートで表示させたい売買履歴の通貨ペアのチャートを開きます。

*既存のチャートでも表示できますが、新しいチャートを開いた方が良いです。

売買履歴の通貨ペアのチャートを開いてドラッグ&ドロップ

一点だけチャートのプロパティを変えておいた方が良いところがあります。

「チャートの自動スクロール」のチェックは外しておきましょう。

*チャートが自動で現在値に戻らないようになります。

表示させる履歴の通貨ペアのチャートに、表示させる売買履歴をドラッグ&ドロップします。

はい出来上がり!

たったこれだけです。

簡単ですね。

  • ちょっと見にくいのですが、エントリーと決済ポイントには三角の印が付いていて、その間を点線で分かりやすく繋いでいます。
  • ちなみにショートポジションは赤で、ロングポジションは青で表示されます。

チャートをお好みで調整する

そのままだと見にくい場合、チャートの見た目はお好みで調整できます。

 ローソク足にしたり、ローソクの太さを変えたり、ラインを引いたり、MAなどのインジケーターを表示させることもできますので、お好みで検証しやすいように調整してください。

ポジションをチャート上で一発表示させる方法

チャートの縮尺を変えた場合、チャート上のポジションを見失って、なかなか探せないことがあります。

チャートに印を付ける人もいるかもしれませんが、ここはMT4の便利な機能を使いましょう。

チャートを選択した状態で「Return」キーを押します。

チャート右下に出た小さな入力ウインドウに、直接日付を入力します。

例えば、2019年11月22日なら、「2019.11.22」と入力し、「Return」でチャートの左端がその日にジャンプします。

この機能は、地味に便利なので覚えておくと役にたちます。

EAのバックテストのビジュアルモードでも利用可能

自動売買用のEAのバックテスト結果においても、これと近いことができます。

ビジュアルモードでバックテストする

バックテストをチャート上で確認する場合は、ビジュアルモードでバックテストします。

そのままバックテストすると、チャートの進みに応じてのエントリーやイグジットが見れます。

チャートの進むスピードはスライダーで調整できますが、若干ピーキーです。

バックテストは英語表示でやっています

バックテスト結果をブラウザーで表示させた場合、日本語表記だとレイアウトが崩れる場合があるので、バックテストだけはMT4を英語表記にしてやっています。

上の画像で、「ん?」と思った人もいるかもしれませんが、日本語表記も基本的に同様なのでご了承ください。

EAのバックテストの場合はダブルクリックで!

バックテストが終わったら普通はレポートを確認したり保存しますが、エントリーポイントなどの確認をする場合、下部の「Results」タブ(日本語の場合は「結果」タブ)を選択して切り替えます。

表示されているビジュアルモードでのチャートは、デフォルトではバーチャートですが、ローソク足に変えたり、インジケーターを表示させたりカスタマイズできます。

ただし、タイムフレーム(M5やM15などの時間軸)の変更は出来ません。

ダブルクリック!!

表示させたいポジションの行を選択して、ダブルクリックすると、そのポジションのところへチャートがジャンプします。

  • バックテスト結果の場合は、ポジションを表示させるという感じではなく、「その行の時間にチャートをジャンプさせる」、と言った方が正確かもしれません。
  • エントリーやイグジットだけでなく、オーダーモディファイのところをダブルクリックしても、その時間にジャンプできます。

EAの特性をみるのに必須かも

自分で作ったEAの場合は必ずこのように動作確認しますが、市販されているEAや無料EAなどの動作を知る上でも非常に重要です。

特にビギナーの方にありがちですが、どう動くかわからない、内部がブラックボックスのEAをいきなりリアル口座で稼働させるのは、よくないです。

控えめに言って、現在出回っているEAの95%以上は期待通りの結果を出しませんので、自己防衛のためにもスキルアップは必須です。

まとめ

闇雲にトレードを続けていても、なかなか勝てるようにはなりません。

トレードの上達のためにはForex TesterThink Traderなどで、自分のトレードの検証をすることは非常に重要ですが、実際のリアルトレードを振り返ってみることもそれ以上に重要です。

リアルマネーのトレードの振り返りでは、自分のトレードの課題や改善すべき点を把握できます。

特に負けたトレードの深掘りは得るものが大きく、調子が悪い時には売買履歴の検証はオススメです。

また、「なぜForex Testerと同じようにトレードできないのか?」、「どうしたらForex Testerのトレードが再現できるのか?」ということの追求は、相場の本質に対するアプローチであり、トレードの腕は確実に大きく上達します。

トレードノートをつけている人も多いと思いますが、何らかの方法で後から自分の売買履歴を振り返って見ることは重要で、勝てるトレーダーになるためには必須とも言えます。

XMアフィリエイトを行う上でも、トレードが上達した方が有益な情報を発信しやすくなりますので、XMのパートナーの方にもやってみてほしいと思います。

トレードの腕を磨くことは結構地味な努力という一面もありますが、頑張っていきましょう。

Thank You!








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