残念ながら、現在は利用できない方法です…😩
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Mac対応MT4で起こる日本語の文字化け修復についてまとめました。
macOS10.15(Catalina)以降でも使えます!
近年Apple社の販売するMacは、スタイリッシュで性能も高く一昔前と比較するとずいぶん持っている人が増えたように感じます。
しかし、FXトレードで使うMT4などのプラットフォームはMac向けには設計されておらず、基本的にWindows環境での使用を前提として作られています。
XMパートナー管理画面の操作やブログを書く(ワードプレス他)など、パートナーとしての日常作業でMacを使うことは問題ありませんが、FXトレードを行う時にMac版のMT4では文字化けが発生し非常に使いにくいという問題があります。
XMアフィリエイトをやっていて、Macしか持っていないと言う人が結構いると思われますので、その人たちの問題を取り除くことは、アフィリエイト活動でXMを紹介する上でも重要になります。
そこで今回は、Mac環境でFXトレードを行う場合に、XMから提供されているMac版MT4を使った場合に起こる文字化けの修正方法などについて、説明していきます。
紹介する方法は、EasyWineを使わずに直す方法なので参考にしてみてください。
(文字化けはXM以外のFX会社のMac版MT4でも起こる場合があります。)
<注意!>
*2020年11月12日現在 |
XMのMac対応MT4ダウンロードから順に画像を入れながら書いていますので、お急ぎの方は「もくじ」から必要な箇所を見てください。
XMのMac版MT4の優れたメリット
*クリックで拡大できます。
XMが提供しているMac版MT4には、他社にはない優れた利便性があります。
ここでは、簡単にそのメリットについて紹介します。
最新のM1(Appleシリコン)Macでも動きます。
新しく発売されるMacは、従来のインテル社製のCPUではなく「Appleシリコン」と呼ばれる新しいアーキテクチャーのCPUを搭載しており、インテルMac向けに作られたアプリは、動かないものも多くあります。
XMが提供しているMac版MT4もインテルMac向けのアプリなのですが、macOSには「Rosetta2」と呼ばれるエミュレーション環境が用意されていて、インテルMac向けに書かれたx86のコードをリアルタイムでAppleシリコン用にエミュレートながら実行されます。
エミュレーション環境だとモッサリするのでは……と心配する方もいるかも知れませんが、私が使ってみたところは、インテルMac用との差は感じられませんでした。
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構造がシンプルで分かりやすい
一昔前のWindows7までのような階層構造で、構造シンプルなのでインジケーターやEAのインストールやファイルの移動、環境のコピーなどが比較的簡単です。
アプリケーションフォルダ内の「XMTrading MT4」を右クリックして、パッケージの内容をカラム表示させると以下のようになります。
MT4フォルダ内の「MQL」までの階層は上記のようになっていて、インジケーターやEAだけでなく、定形チャートの設定(テンプレート)やチャート組表示の設定(プロファイル)などの操作も分かりやすいと思います。
MT4の複数インストールが簡単
Windows機を使っていても、1つのMT4で多くのウインドウに多くのインジケーターを表示させた場合など、動作が重くなる場合があります。
そういう場合は、複数のMT4にウインドウを分散させれば動作は一気に軽くなります。
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XMのMac版MT4の場合は、構造がシンプル故にアプリケーションを単にコピー&ペーストで複製するだけで環境ごと複製できます。
これによりMacでも、本格的なトレード環境を構築することが可能になります。
他のブローカーでも利用できるかも…
正規の使い方ではないのですが、XMのMac版MT4は他社でも利用できる場合があります。
ただ、不具合が発生したり損失に繋がる可能性もありますので、研究用として参考までにしてください。
やり方としては、MT4フォルダの中の「config」フォルダの中に、接続するブローカーのサーバーデータファイルを入れれば、利用できる可能性があります。
実際に試したところ、とある有名海外ブローカーでは問題なく動作しました。
Mac対応MT4をXMからダウンロードする
XM Tradingの公式ページの「プラットフィーム」から、「Mac対応MT4」をダウンロードして普通にインストールしていきます。
XMのトップページから「プラットフォーム」を選択します。
「Mac対応MT4」を選択して、開いたページからダウンロードします。
Mac版MT4のインストール
次に、ダウンロードした「Mac対応MT4」のディスクイメージファイルを開きます。
ディスクイメージがマウントされ、ウインドウが開きます。
「XM Trading MT4」という名のMac対応MT4の本体をMacのアプリケーションフォルダにコピーします。(ドラッグ&ドロップ)
*サイズが1Gほどあるので、MT4本体アプリのコピーに少し待ちます。
Mac対応MT4アプリケーションのコピーが終わったら、アプリケーションフォルダーを開いてインストールしたMT4を立ち上げてみます。
初回ダブルクリックでMac対応MT4を開いた場合は以下のようなアラートが出ます。
Macビギナーの人は焦るかもしれませんが、システム環境設定から「セキュリティーとプライバシー」を選択して「一般」メニューを開きましょう。
「このまま開く」をクリックすると無事にMac対応MT4が立ち上ります。
次回からのMT4の起動の際は、普通にダブルクリックで起動できます。
Macを使っている人は知っているかもしれませんが、こう言う場合は右クリックから開くと便利です。
確認のウインドウが出ますが、そこで「開く」をクリックすると起動させることができるので、システム環境設定を開く手間がなく便利です。
とりあえずXMのMac版MT4を起動
とりあえず、XMで持っている口座IDとパスワードを入力して起動してみました。
*デモ口座やリアル口座を開設した場合は、XMからログイン情報などを記載したメールが届きます。
ちょっと触ってみたところ、Mac版MT4はログイン画面から所々文字化けしており、なんだか冴えない感じです。
特に注文画面が文字化けしているのは致命的なような気がします。
人によってはもっと文字化けしているかもしれません。
Mac対応MT4の文字化けを修正する
一応、XMのMac対応MT4が正しくインストールされていることが前提ですが、他社のMac版MT4でも基本的には同様だと思うので応用できる可能性はあります。
EasyWine不要の直し方です。
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なぜMac版MT4で文字化けするのか?
MT4自体の動作には問題は無く、MT4の表示メニューから英語環境にすると文字化けもないことから、単に必要な日本語フォントが見当たらないのではないかと推測できます。
EasyWineを使わずに MT4の文字化けを直す手順
今回はEasyWineなどを使わずに、シンプルにMac対応MT4の文字化けを直す方法です。
具体的な文字化け修正の手順は…
- 必要な日本語フォントを準備する。
- Mac対応MT4のパッケージ内部の適切な場所に日本語フォントを入れる。
たったこれだけです。
必要な日本語フォントを準備する
まず、Mac版MT4に入れる日本語のフォントが必要になります。
該当ファイルは、「MS Pゴシック 標準」です。
ウインドウズ環境をお持ちの方はウインドウズ環境内にありますが、ライセンスの問題も気になる所ですが……よく考えるとウインドウズ環境があるのならウインドウズ用のMT4を使えば良いだけですね。
今回は、Mac版Office(体験版含む)のフォントを使うことにします。
Office for Macに含まれるMSフォントなら利用しても良さそうです。
二次情報になりますが、MSフォントの合法的な入手と利用が可能なようです。
→ MSフォントの合法的な入手が可能です。以下引用です… フォントベンダーのリコー社に問い合わせたところ、「体験版MacOffice2004のMSゴシック・MS明朝はデモ使用期限後もそのままお客様の環境でご使用いただいてかまいません」とリコー社を通じてマイクロソフト社からの回答がありました。 |
Office for Macのフォントを使う方法Macに「Office for Mac」がインストールされている場合は、エクセルやワード、パワーポイントといったアプリケーションの中に「msgothic.ttc」フォントがありますので、それをご利用ください。(自己責任でお願いします。) Excel(エクセル)を例に説明すると… まずエクセルのアイコンの上で右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択します。 以下、Contents > Resources > Fonts(DFont) この「Fonts」フォルダの中にあります。 ワードやパワポでも同様の場所にあります。
できない場合はググってみるググってみると何か良い方法が見つかるかもしれません。
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Mac環境にコピーするとこんな感じになります。
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XMのMac版MT4に日本語フォントを入れる
Mac対応MT4の中の、かなり深い階層に入れますので画像を交えながら説明いたします。
まずは、アプリケーションフォルダの中にインストールされているMac版MT4のアプリケーションアイコンを右クリックして、メニューの中の「パッケージの内容を表示」を選択します。
開いたウインドウからフォントをインストールするフォルダへ行きます。
「Contents」>「Resources」>「drive_c」>「windows」>「Fonts」と進みます。
*画像はクリックで拡大できます。
ちなみに、以下のように「drive_c」>「windows」>「Fonts」でも同じです。
この「Fonts」フォルダに、先程用意した「MS Pゴシック 標準」(MSGOTHIC.TTC)のフォントを入れます。
上記画像は、フォントを入れた状態のものです。
以上で修復作業は完了です。
文字化け修正したMac版MT4の動作確認
Fontを入れたMac版のMT4を立ち上げて、注文画面を出してみました。
さて、どうでしょう…
バッチリ! 直ってます!
これでMacでも普通にMT4が使えます。
まとめ
XMが提供しているMac版MT4の文字化けについては、フォントをインストールすることによって直すことができました。
これでストレスなくMT4がMac環境で動き、普通にFXトレードができるようになります。
ただ、Mac版MT4は普通に使う場合は問題はないと思いますが、私が以前使っていた時には一部インジケーターで動かないものがあったり、バックテストがうまくいかなかったりすることがありました。
…ということもありインテルMacでMT4を動かす場合は、パラレル(Parallels Desktop)を使った方が良いかも…と思ったりもします。
ただ、最新のAppleシリコン搭載のMacではParallels Desktop上でのWindowsの動作に不安があります。
MacでFXトレードをする場合は、多少工夫が必要だったり煩わしい点があるのは事実です。
また、macOSには他には替えがたい魅力があるのも確かです。
もし、今後あなたが趣味の領域を超えて、真剣にトレードに取り組んでいくのであれば、早い段階でWindowsPCを入手することをおすすめします。
*Mac版MT4はXMの公式ページからダウンロードできます。
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